有限会社カトーディーゼル 専務取締役 加藤健司さん

「昔から真正直なのが社風ですね」

カトーディーゼルでは、志津川造船鉄工所さんの造った船へのエンジンや手すりなど鉄鋼部品の据え付け・メンテナンスなどをおこなっています。ギンザケ養殖のイケスを造ったりもしていますので、志津川造船さんとは、船造りに限らず、ともに地域の水産業を支える同業者ということになりますね。

うちの会社は平成5年創業、父が初代で私は2代目なんですが、気仙沼で前進事業をしていた頃から計算すると、もうかれこれ40年くらいのお付き合いになります。父もよく言っていますが、とにかく社長の幸記さんはじめ、かけひきのない真正直なところが社風ですね。てきぱきと仕事をこなすだけでなく、船主の要望を越えて、「こここういうふうに直したらどうだ」とかって提案できる積極性というか。

やっぱり志津川の主産業は水産業なので、それには造船や鉄鋼業が欠かせません。幸いこのあたりは若い漁師さんの後継者たちも多いですし、船が動いていれば当然メンテナンスも必要となっていきますから、今後も長くお付き合いをして、一緒に仕事をしていく必要があると思っています。経理は別だけど、同じ会社というか、チームというか。

震災前は関連7社が集まって“舶用会”という組合みたいなものがあって、近々それも復活させたいな、と思っています。

有限会社カトーディーゼル
専務取締役 加藤健司さん
船舶エンジンの販売・据付・メンテナンスなど